石塚歯科医院
石塚歯科医院
神奈川県 大和市
インプラント歴18年、1,000本を超える埋入実績をお持ちで、『歯軸整直』を行ない顎の安定を得てしっかり噛めるようにして、全身と咬合を考えた治療方針を貫いていらっしゃいます。
ポータブルX線「NOMAD」は、平成22年5月末にご導入いただきました。NOMAD専任課長の金子が、院長にお話を伺いました。(2010/12/01)
①NOMAD導入前と後で診療に変化がありましたか。
自分(医師)の判断で患者さんを移動しないで撮影できるので、チェアタイムが短くなり、素早く画像確認ができるのでインフォームドコンセント時にも役立っています。
②患者さんを移動させずに撮影する具体的なケースをご紹介下さい。
自分(医師)の判断で診断の為の撮影だけでなく、身障者の方、高齢者の方、子供さん等の患者さんの撮影では撮り直しが無く素早くX線診断ができます。
訪問診療をされている先生には必需品となるでしょう。
③どのような症例の撮影に使用していますか。
主にインプラントでの埋入角度付けの確認や隣在歯との距離の確認をする時や根管の方向や長さの確認と根管充填の確認にも撮影しています。
④撮影媒体は、何を使っていますか。
今はインスタントフィルムが主です。現像が早くその場で診断確認ができるためです。
今後、デジタル化も考えています。
⑤手持ちでクリアーな画像が撮れましたか。(手振れの不安はありましたか)
バッテリー駆動によるコードレスのため自由なアングルで撮影ができ、しかも予想以上に鮮明な高画質な画像の撮影ができるので満足しています。
手振れの心配は全くありません。
⑥NOMADの重さは気になりますか。
使い始めの頃は、それなりの重さを感じましたが、慣れてくると実際に手持ちしている時間は10秒程度なので重さは気にならなくなりました。スタッフも慣れて問題ないと言っています。
⑦NOMADの後方散乱・漏洩X線防護シールドによる安全・安心を実感されましたか。
使用者にも患者さんにも医療被ばく防護の立場から安全設計重視でFDA認可品なので安心して使っています。スタッフも納得しています。
⑧NOMADの保管方法は、どのようにしていますか。
一日の診療が終了した後、X線室の中に入れて錠を掛け保管しています。
⑨NOMADの清掃や感染防護はどのようにしていますか。
X線室内の他の装置と同様に布での乾拭きやエタノール清掃をしています。
感染防護として出血が伴う外科的処置の場合、NOMAD全体にビニール袋を被せ、本体に血液の付着がないようにしています。
⑩価格に見合う機能性・操作性・安全性の価値を感じますか。
X線画像は、臨床家の仕事を写す鏡といえます。
NOMADで鮮明に撮影されたX線写真は、正確な診断に重要な役割を果しますので、その機能性・操作性・安全性を高く評価しています。
自分では、特にインプラント術中では欠かせないポータブルX線装置であり、インプラントの臨床的成功率が格段にアップするため、自分にも患者さんにも信頼度と安心感が高まり価格以上の価値を十分感じています。
⑪他にお気付きの点がありましたら聞かせて下さい。
ポータブルX線装置の安全性をアピールできる患者向けのポスターがあるとよいと思います。軽量小型化になればさらに使い易くなると思います。