井桁歯科
井桁歯科
愛知県 津島市
1.デジ人間への変身
私とアイデンスとの出会いは、平成21年12月のデジタルX-Rayでした。
長年使用してきたX線自現機が故障し、買い替えの思案時期にデンタルのデジタルシステムが颯爽と現れました。『フィルムなし、現像なし、保存の手間なし、挙句に加点のおまけつき』という説明を受けて導入を決断しました。アナログ人間がややデジタル人間に移る瞬間でした。自分の判断で、世界が大きく変わることを体験したように思われます。
2.レセコンからカルテコンへそして今・・・
丁度その頃、歯科システムは某社のレセコンを使用していました。
「カルテ作成機能」はありましたので、何度もカルテ入力には挑戦していました。しかし、診療時間より長くかかる入力操作を克服できずに挫折し、カルテは手書きしデータをスタッフ入力する『レセコン』として使っていました。
昨年、アイデンスのY氏より、レセプト電算化の義務化も近い将来に迫ってきたこと、この機会に「カルテ・レセプトも電子化すること」が医院の生産性に繋がることを強く勧められました。過去の苦い経験があったため、導入は慎重の上にも慎重に検討しました。息子やスタッフにも相談しましたが、「このマウスの操作性なら‘楽ちん’に入力できる」と判断して、導入することを決断しました。
あきらめていた‘リアルタイム入力’がスムースにできたことによって「カルテ作成」も可能になり「レセプト」との間に矛盾がない、正確で確実な事務処理ができるようになりました。その結果、苦労していた月末のレセプトチェックもほぼ必要なくなりました。改めて、コンピュータシステムは機能があることではなく、操作が優れて使える機能か否かが重要なことを再認識しています。
今年の4月から基本的に義務化されるレセプトの電算化も、2回の確認試験を経て1月請求分からCD媒体で提出する予定です。当医院のカルテ・レセプトの『電子化の夜明け』は、ポインター誘導等で簡素化されたマウス入力による『操作性』が可能にしたと言っても過言ではありません。
3.デジタル機器導入のポイント
これまで、多くの歯科用機器を導入してきました。その経験から学んだことは、デジタル機器の有効な運用の為には、歯科医院全体の業務の流れを把握し、取り扱う会社の方針や、製品のコンセプト、操作性等々を十分に検討し、サポートするシステムや人の判断も重要な要素にしなければならないと感じています。
我医院のデジタル化の開化をサポートしてくれた、営業のY氏、インストラクターのY嬢には感謝すると共に、今後も的確な情報提供と提案を期待しています。